みなさま、こんにちは。
今回は、私の2人の子供たちが10代を迎えたころに心がけた、
心がけたことについてお伝えします。
大人の階段を少しずつのぼり始めるころは、
どう接していけばよいのか悩みますよね。
そのころに出会った方の言葉に救われた私は、
今思うと本当にラッキーだったなと思います。
contents
娘が地元中学に入学する際、
事前に入学説明会があり、私は参加しました。
その中で、大学で児童心理学を専門にされている
先生の講演がありました。
中学生になる子供との接し方が題目でした。
「子供にやってあげられること」ってなんだと思いますか?
と問いかけられ、私は何か思いつきませんでした。
「1日3分でよいので、お子さんの話を聞いてあげてください」
話を3分だけ、聴けばいいの???
先生曰く、
お子さんが中学校に入学し、3年後に卒業しますよね。
その時に、お子さんによっては、
親元を離れて生活をする場合もあるかもしれません。
そうなった場合に、お子さんと一緒にいられる時間は、限られています。
なので、親御さん忙しいと思いますが、
1日3分でいいんです。
お子さんの話を聴いてあげてください。
さらに先生の話は、続きます。
お子さんは、答えを求めていないんです。
悩み事があっても、親御さんにその答えを求めているのではなく
ただ、聴いてほしいだけ。
そうなんだ・・・。
確かにそうなのかもしれないなぁ。。。
娘の対応においてちょっと扱いがむずかしいかな?
と感じていたときだけに先生の言葉が、心にしみました。
子供たちそれぞれの日常の中で、
悶々としていたことを話してくれたエピソードを。
娘が高校受験を控えた中3の秋。
近所を2人でジョギング中に、突然
「お母さん、志望校に行けなかったらごめんね」
志望校決定の内申の成績が出る前でした。
結果は出ていないのに。
びっくりしてしまいました。
「やだぁ、そんなことないって!」
娘の気持ちを察すると涙腺が緩みそうでした。
そうか、そんなに追い詰められているんだ・・・。
ちなみに志望校に「行きなさい」なんて、
私も夫も言っていません(笑)
本人の憧れている高校=志望校 です。
切ないです。
その後、相当がんばったようで、
最終的な成績は、志望校の基準を満たす内申をクリア。
併願校も進学実績のあるところを選ぶことができ
私はホッとしていました。
その後、冬休み・受験日直前まで、
猛勉強の末に志望校の公立高校に合格。
その間、娘が不安な言葉を口にするたびに私は、
ひたすら聞き役や軽い励ましを続けていました。
息子が小学校4年生のころのある夜。
もう寝ようか、としていたころ。
「うーん、これ話そうかな。どうしようかな。」
もともと、口数が少ない息子。
「えー、なになに。話したいことがあれば、いってよ。」
次の瞬間。
わーっと泣き出す息子。
え????
ちょっとびっくりなんですけど。
「まぁまぁ、落ち着いて。」
私のお布団に息子を招き入れました。
聞けば、同級生からからかわれているとのこと。
なんでも、好きな女の子のことをバラされてしまったとか。
うーん、ちょっとセンシティブですよね。
ひととおり、話を聴いてから
「よく話してくれたね。ありがとう。」
そして、
「ちょっと、連絡ノートを持ってきて!」
先生あてに、事の次第を書いて翌朝、持たせました。
その日のうちに担任の先生が、
素早い対応をしてくださいました。
クラスを自習にして、息子とからかってきた同級生に、
それぞれ話を聴いたとのこと。
息子は、だいぶスッキリした顔をして帰ってきました。
その後、いやなことがあったときは、
ポツポツと話すようになりました。
誰かにグチを聴いてもらうと、スッキリしますよね。
子供もそうなんですよね。
自分を受け入れてくれることを受容といいます。
この場合、自分の話を聴いてもらえた、
という行為がそれに当たりますね。
また、その話に対して
「そうか、そうなのね」
と気持ちを受け止めることを共感といいます。
これらは、通信制大学の授業の1つである福祉心理学で学びました。
ただ「話を聴く」というシンプルな積み重ねは、
とても地味で淡々としています。
話を聴くことは時に、パワーを使います。
しかし、話を聴ける時期は、限られています。
今そのときを大事にしましょう。
私の子供たちを振り返ると、中高では
勉強も部活のスポーツもがんばっていました。
ちょっとした悩み事も、自己解決していったようでした。
また、その後の進路に多少なりとも、
いい影響を与えていったようです。
子供が、悩みを話してくれることは、
親としてはとてもありがたいです。
何事もないのが1番ですが、
それは、大人の勝手な思い過ごしと言いますか
大人にとって都合のいい子供になるのは、
どうなのでしょうか。
誰だって、大きくなるまでに何かしら悩んだり、
迷惑をかけちゃっているから。
悩み事に寄り添えることは、実は幸せなことですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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