みなさま、こんにちは。
今回は、富士登山ツアーに
参加してみてどうだったか?
のお話です。
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登山経験がほぼない私。
50代で3000メートル級に挑むのは
不安でいっぱいでした。
「でも今やらないと後々後悔する(だろう)」
いつか、いつかと先延ばしにして
気がついた時には足腰弱くなって・・なんて
ことになっていたらと考えたら
「今しかない」でした。
話を戻して。
ツアーであれば
- 何かあれば相談できる人(ガイドさん・添乗員)がいる
- ぼっち参加でも誰かしらと話せる
とにかく不安要素が起きがちな状況であっても
「なんとかなりそう」という安心感は、
何物にも代えられないのです。
実際、登山中
「呼吸してくださいね〜」
「はい、ここで休憩しまーす」
「こちら側の道を歩いたほうがいいですよ」
それ以外にもたくさんの言葉がけを
いただいきました。
そのおかげでコンディションは、バッチリ。
私は、ひとり参加でしたが
他にも私のような方は何名かいました。
2泊3日一緒に行動しているうちに
気心も知れて仲良くなりました。
私が参加したツアーは、
「ゆっくり」が売りのもの。
山小屋で2泊。ご来光のチャンスも2回。
身体に負担がかかりにくいものでした。
それがゆえ、費用もそれなりにかかりました。
シーズン始めだったこともあり
7万円くらいで収まりました。
が、1泊2日だったら
もう少し費用は抑えられるのかな?です。
ひとり参加だったので
山小屋宿泊で知らない人と隣同士で寝ました。
私が泊まった山小屋は、寝袋の大きさが
プライベートな空間。
団体客だったのもあり
30名が上下で寝泊まりでした。
物音は、なるべく立てないように。
周囲の小さな音すらも気になり
なかなか眠れませんでした。
眠れなかったのは、私だけではないです。
横になるだけでも身体は
休められるので、ありがたい場所でした。
団体ツアーなので
実にいろんな人がいました。
70代の女性。
持ち合わせが最初から少なかったようです。
登る際の協力金の1000円が払えないと。。。
(500円くらいは払ったようです)
途中の山小屋で滞在する際に
所持金がほぼなくなった様子。
隣に寝ていたのが私だったのもあり
「お金貸して」
と言われました。
実際は、下山中にどうしても必要になったら
と言われていたので、実際はお貸ししなくても
大丈夫でした。
山のアプリについて
「これ、すごくいいのよ」
いいものを共有するのは、いいことですが
スマホの使い方は人それぞれですよね。
そのアプリの布教活動とも取れる
雰囲気で
あなた、入ってる?と言われたので
入れてましたけど今は使ってないです、で
その場を逃れました。
添乗員さんとおしゃべりしながら
最初登っていた私。
過去2回登りました〜とおっしゃっていて
「やっぱり添乗員さんは、経験豊富なんだな」
と感心していたら。
途中で姿が見えなくなりました。
どうも途中で体調不良になり、
消灯時刻の午後8時に到着されたようでした。
旅行会社から登頂は控えるようにとの
お達しがあったようです。
山小屋のトイレは、外。
登頂後、早めに下山できて夕方近くまで
まったりとみなさん過ごしていました。
トイレに行こうと外へ出た私。
「いやぁ、1週間くらい寝込む人(ツアー客)いるよねー」
と笑い声が聞こえてきました。
声の主は、登山ガイドさんたち。
その場を通りかかると
ちょっと気まずそうな顔つき。
軽く会釈後、山小屋に戻りました。
ツアー客自体はほぼ初心者で比較的高齢者。
「寝込む人」の可能性はあるでしょうけどね。
それだけガイドさんもストレスフルなのかな。
お疲れ様です。
(ちなみに私は、寝込みませんでした。)
色々問題になっている夏場の富士登山。
気軽な気持ちになる理由は、入山料。
1000円支払うのは、あくまで任意(らしい)です。
この先のことを考えたら
入山料の見直しがあってもいいと思います。
どんなに準備万端でいたとしても
体調や天候の不良は不意に起こるもの。
それに対応してくださるのは、
ガイドさんや山小屋のスタッフさん。
ボランティアの皆さん。
実際に登ってみて
実にたくさんの方達によって
富士登山は、支えられていると
感じました。
入山料を現行よりもいくらか
引き上げをすれば
富士登山のトラブルの
軽減にもなるのではと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。