みなさま、こんにちは。
今回は、「アンコンシャスバイアス」
についてのお話です。
アンコンシャスバイアス。
最近知った言葉のひとつです。
contents
ネットのニュースで、
「おめでたですか?」と言わないで
無意識に人を傷つけてしまう、“アンコンシャス…」
に目が止まりました。
かいつまんでお伝えすると。
体調不良で休んだ女性アナウンサー(昨年結婚)が、休み明けに
「おめでたですか?」
と声をかけられたことに対するご自身の見解を
受け持たれているラジオ番組を通して、話されていました。
詳細は、アンコンシャスバイアス おめでた で検索してくださいね。
アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)とは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方の歪みや偏り」をいいます。
アンコンシャス・バイアスは、その人の過去の経験や知識、価値観、信念をベースに認知や判断を自動的に行い、何気ない発言や行動として現れます。自分自身では意識しづらく、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」と呼ばれます。
株式会社クオリア「アンコンシャス・バイアス」とはより引用
とてもわかりやすいサイトです。
で、
今回のデリケートな話題のベースは、
「結婚」からのステップについて、です。
私と友人女性との話です。
彼女は、若くして結婚、出産。
私は、数年後に結婚、出産。
その後お互いの子は、成人し社会人に。
近況を話す機会の時。
私の子が、独立(結婚)した話をしました。
おめでとう、の次に
「結婚出産は、私が早かったけど、
孫の顔が見れるのは、あなたの方が先ね」
おいしくご飯を食べていた手が止まりました。
は?
しばし、沈黙。
その後、努めて冷静に
「いやいや、わからないわよ」
(未来のことなんて分かるわけないでしょ?)
と笑顔でごまかしました。
彼女のお子さんの未来なんて
誰も予測つかないのに。。。
孫の顔、あなたが先。
このフレーズは、その後幾度となく
彼女の口からこぼれ落ちました。
どんな人にも固定概念や
「これは、◯◯になるのが当然」
なものは、ありますよね。
彼女との話に戻ります。
気づけば、彼女の自虐ネタを聴いていました。
「私の子育てが、間違っていた」
「私は、あなたみたいにはなれない」
「あなたは、料理好きだからてっきり
お酒のおつまみも上手だと思っていた」
(私は、決して料理好きでもなんでもない)
目の前の人(私)との比較を延々。
ああ、もう止まらないな、と腹を括って
愚痴聞きに専念。
と同時に
自分の家族のことを言わなきゃ、良かったのかな?
愚痴を右から左に流しながら、
モヤモヤしていました。
- ①彼女と私の人生の「通過点」に順番付け。(事実だけどね)
- ②悪気はなく、ありのままの感情を丸出し。
- ③旧知であるがゆえ、何を話しても受け止め合えると「勘違い」
③は、私も何を話してもいいと勝手に思い込みしていました。
アンコンシャスバイアスから少し脱線しました。
話を戻します。
人と人とが結ばれるのは、ご縁。
また、その間に子が授かるのもご縁。
結婚、妊娠、出産という流れは、「当人同士」の問題。
結婚などの慶事においては
「おめでとう」
「よかったね」
状況そのものをシンプルに祝うに徹する。
価値観が多様化している今、「みんなそれぞれだよね」と
落ち着いて考えると、またモノの見え方も広がりますよね。
かくいう私も以前は
「こうあるべき」的なことを話していました。
育った環境や時代の背景も影響していると認識しています。
例えば、
「女の子とは云々・・・。」
(云々は、時代錯誤も甚だしいので割愛)
のようなものは、周囲から刷り込まれてきました。
その結果かどうか、元々負けず嫌い(頑張り屋ともいう)な
性格も相まって、無意識な思い込みが
強くなっていました。
実際、ある方に自分の話をしていたら
「ご自分に相当自信おありなんですね」
(聞いていた相手は、相当不快だったと思います)
と言われたことがあり、ハッとしました。
自分の中にだけ、留めておいた方がスマートであっても
気持ちが収まりきれない時。
いろんな方が、おっしゃっていますが
その気持ちをパソコンやスマホ、紙に書きまくる。
または、口が堅い人、カウンセラーさん、
愚痴を聴いてくれる傾聴のプロなどに
「こんな風に思うのよね。まぁグチになるけど」
なんて感じで吐き出す。
ポイントは、自分が話していることは
「愚痴」だと認識。
吐き出し終えたら、感謝の言葉で締める。
自分のために誰かが時間を割いてくれるのは
ありがたいですよね。
アンコンシャスバイアスについて、
自分の小さな経験を綴りました。
「そんなことで、モヤモヤしていたの?」
かもしれません。
少しずつでいいので、デリケートなことを
温かく見守る世の中になってほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。