みなさま、こんにちは。
今回は、「年賀状」についてのお話です。
11月が過ぎ、師走と呼ばれる12月を迎えるころになんとなく気になる物事のひとつに
「年賀状」がありますよね。
「年賀状の写真撮影しなくちゃ」
「今回(翌年分)の年賀状のデザインどうしよう」
「何枚送るんだろう」
ただでさえ気ぜわしい雰囲気になりそうなのに、やらなきゃといけない(んだろう)
な気持ち。
私もかつては、あわただしさの中で、やらねばな気持ちでいました。
ちょっと一旦落ち着いてみましょう。
本当にそうでなければいけませんか。
かつては、50枚ほど送っていた私が、数年前に辞めたいきさつや
これからも送りたい人へのアドバイスをお伝えしますね。
contents
この記事を書く際に年賀状の歴史について調べました
(諸説あるかもしれませんのでご承知おきくださいね)
私が参考にしたのは、筆ぐるめさんのサイト。
とてもわかりやすかったです。
以下、文章をかいつまんで、まとめました。
始まりは、平安時代。
親しい方たちへ年始にごあいさつ回りをする「年始回り」が習慣化。
手紙になったのは、江戸時代。そして明治時代になると現在のようなはがきスタイルに。
そして、戦後「お年玉つき」年賀状が登場し、今日に至るようです。
とても歴史ある文化なのですね。
なので、続けていくのはとてもいいことでは、ありますよね。
結婚し、出産してからは毎年家族写真つきの年賀状を送っていました。
送る相手が、昔からの友達や親戚。
なので、家族の近況を知らせるのには、わかりやすいだろうと思っていました。
また、友達からは「毎年子供たちが大きくなっているのを見るのはいいね」と
あったかい言葉をもらっていたからでもあります。
ただ、子供が成人したら、いつまでもそれを送るのもどうなのか、と考えました。
なので、下の子供が20歳になったのを機に年賀状をやめました。
私の親世代(70代以降)が話していた内容です。
20代後半の姪っ子に年賀状を送ったけど、返事の年賀状は来なかった、とのこと。
通常、目上から送られたものに対して、なんらかのリアクション(ここでは返信)を
すべきだ、というのはごもっともな考えではあります。
「◯◯ちゃんって非常識よね」
「そうだよ。しつけが、なってないんだ。」
いい印象ではないのは、仕方ありません。
が、それだけでマイナスなレッテルを貼るのは、どうなのでしょうかね。
多分、なのですが。
「見返り」を期待しているのでは、ないでしょうか。
目上の方が、自分よりも若い人へ送るときの気持ちとして
「送って『やった』んだ」
だから、返信くらい当たり前。
つまり返ってこないなんて、ひどい!という気持ちになったのでは、です。
お気持ちは、わかります。
でも、少しだけ冷静になってみたほうがいいでしょう。
文字でのご挨拶を送る。
とても素敵なことですよね。
自分が好きなものは、大事に。
ただその際に、ご自身でルールを決めましょう。
例えば、です。
送りたい人がいれば送る。
ただし、見返り(お返事)は期待しない。
送られてきたものに対し、お返事をしなくてはならない場合は、もちろんありますよね。
その際は、失礼のないよう、対応をしましょう。
ただ、昨今のネット環境を見回してみてください。
連絡だって、お手紙書く前に電話、それよりもメール。
いやもう個人的にLINEやショートメッセージで
コトが足りますよね。
人によっては、ネットなんて希薄な関係、とおっしゃる方もいるでしょう。
そこは、価値観の違いもあります。
そこで言い争ったりするのは、避けたほうが無難です。
まず、年賀状用の写真を用意する必要がなくなりました。
子供が小さい時には、そのためにわざわざお出かけして写真撮影。
次に、当たり前ですが、年賀状を買わなくなりました。
買うだけで62円、印刷してポストへ投函。
1枚にかかる諸経費、ざっと100円近くかかっていますよね。
振り返ると、私の場合は毎年5000円くらいかかっていました。
年賀状って何日までに出しましょうって言うのがありました。
高校生くらいの時に親から「出したのか?」と言われ
「まだ」と伝えたところ
「なんで期限までに書かないんだ、そんなのは許さない」
で。ほぼ徹夜で書いた記憶があります。
今となっては、怒られたことに反応してビビらなくてもよかったな、です。
年賀状というと、今だからクスッと笑える話がこれですね。
手紙やハガキをしたためて送るのは、心のゆとりのひとつ。
送りたいその気持ちを大切に。
ただし、相手へ「見返り」を期待すると、時に辛い気持ちになりかねないのでご注意を。
相手を思っているのは、自分の勝手。それを決して「押しつけ」ないこと。
送ることそのものに敬意を払いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。